LIVE鑑賞~ジェフ・ベック2009@NHKホール
『JEFF BECK Japan Tour 2009』2009/2/9(月)@NHKホール
2009年は大御所ライブが続いているが、ROCK界3大ギタリストの1人であるジェフ・ベックを観るのはこれまた初めて。
比較的ROCKにはあまり関わりがなかったのだが、このベックは70年代作品に限って愛聴していた。代表作である『ブロウ・バイ・ブロウ』と『ワイアード』は全編インストでROCKというフィールドに収まらず、JAZZ/FUSION界にも多大な影響を与えた作品であるから、自分としてはこれを知らずにはいられないわけ。
そして過去にも何度か来日公演を果たしている大御所だが、今回のツアーメンバーが気になるアーティストを率いてきた。VINNIE COLAIUTA(ds)、TAL WILKENFELD(b)、DAVID SANCIOUS(key)の3名である。
ドラムのヴィニー・カリウタはROCK/FUSIONに詳しい方ならご存知の凄腕セッション・ドラマー。自分が始めて観たのは90年代のスティングでのライブ。ここでの複雑かつ正確なドラミングは強烈な印象を与えた。最近ではチック・コリア・ファイブ・ピース・バンドのメンバーで世界ツアーを行っていたが、同時期にこのメンバーが来日しており、ベックが優先された(のかな?)。
そして個人的にベックよりも注目(失礼!)していたのはベースのタル。まだ20歳そこそこの小柄な女性であるが2008年にJAZZコーナーに置かれた輸入盤を試聴して即購入。元々美人プレーヤーについ惹かれてしまう(笑)のであるが、こちらは演奏を聴いて納得。後で調べたら、チック・コリアやハービー・ハンコックといったJAZZ界の大御所がこぞって彼女を起用するというお墨付き(2人とも、イキの良い新人を起用するのが好きだからね)。1年以上経ってようやく日本盤もリリース(おせーよ!)されたようなので要チェックでしょう。
そんなこんなで開場して中に入ると、なんとオヤジ比率が高いことか。しかも平日なのにスーツ姿は意外と少なく、妙に後ろ髪の長いROCKオヤジたち。通常のサラリーマンは平日を避け、先だって土日で行われた国際フォーラムへ流れたのかな?今日は(おそらく)土日営業のROCK酒場や楽器屋などに勤め、月曜店休みで気合を入れて観に来たギターオヤジが多いのでは?
19時を少し過ぎほぼ定刻でメンバー登場。ベック抜きで「Beck's Bolero」が始まった。そして舞台袖からベック登場で大盛り上がり。3階席最後列だったので詳細は見えないが、遠くから確認するには現在64歳(!)というベックは細身の体で若い。黒い服に白のストラトがよく映える。やっぱりROCKは見た目も大事だからね。
曲が終わるごとの歓声に都度お辞儀をして応えながら次々と曲を繰り広げる。MCは一切なしでひたすらギターを弾きまくるベック。しかしそれがよい。どうせ英語でMCされても何言ってるかわからんし。
そして5曲目で早くも名曲「Cause We've Ended as Lovers(哀しみの恋人達)」を披露。タメの効いたギターフレーズがたまらん。そしてここでタルのメロウなベースソロ。結局ソロ的な演奏はこれくらいだったが、しっかりとボトムを刻んでいたのが印象的。さすがに他のメンバーと20歳以上年が離れている(ベックに至っては40歳以上!)だけに(良い意味の)遊びのようなフレーズはあまり聴かれなかったようで、次回はブルーノートのような小さいハコでリーダーとして間近で観たい。
そして全編で目立っていたのはヴィニーのドラミング。今日を観る限りでは彼はスーパー・ROCKドラマーだなと。とにかくスネア・タム・バスドラ・シンバルと常に多く刻んでおり、ソロの盛り上げにこれでもかと煽る。特に「Led Boots」の出出しの煽りなんかは彼がリーダーかと思ったくらい。
こんな感じでアンコール含め約20曲を立て続けに演奏し90分という最近では短い時間ではあったがMCがないだけにいっぱい曲は聴いた感じ。国際フォーラムではアンコールは3曲だったようだが、今日は最後に「ピーターガン」までやったので1曲多いのかな?終始ゴキゲンなベックであったようだ。











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