LIVE鑑賞~MIKE STERN BAND

MIKE STERN BAND featuring RANDY BRECKER, DAVE WECKL and CHRIS MINH DOKY』6/17(火)@ブルーノート東京2ndセット

フー・レット・ザ・キャッツ・アウト? サム・スカンク・ファンク

JAZZ/FUSION界の凄腕たちが集結したこのライブを鑑賞。もろ平日の2ndということでちょうど開場時間の21時手前に来たが、中央テーブルを除けば余裕で席に付ける状況。今回は後方カウンター席で全体を見渡す位置で鑑賞。

21:30をちょっと過ぎたあたりでメンバー登場。最初からマイクの陽気な姿が見られ、すぐ演奏が始まる。マイクのクリーントーン・カッティングが心地よい。音のバランスが良い席ということもあり、リズム隊の音がよりクリアに聴こえる。クリスはアップライト・ベースとエレキ・ベースを使い分けしっかりとボトムキープ。マイクとランディがどれだけ暴れても全体が締まるのはここがキモ。そういえばランディは昨年見たよりさらに腹が大きくなっていたが太りすぎは注意だなー。

主にマイクのソロアルバムの楽曲が中心で、1stと2nd、日にちによってもセットリストは違うようだ。全体的にデイヴがおとなしめな演奏であったが、アンコール前の最後の楽曲での超絶ドラムソロは圧巻。そしてアンコールはあの曲。そう、ランディの名曲「サム・スカンク・ファンク」。でも、ヴァージョンが短めなのがちょっと物足りなかったが、管がランディだけの割には良かった演奏。

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LIVE鑑賞~安富祖貴子

安富祖貴子 ニューアルバム発売記念コンベンション』6/13(金)@恵比寿art cafe Friends

魂/Kon マブイのうた

沖縄出身で、<ディアマンテス>にも加入していた経歴の彼女は2006年に1stアルバム『魂/Kon』(上記左)でソロ・デビューし、いきなりスイング・ジャーナル誌選定ゴールドディスクを獲得。2007年発売の『マブイのうた』ではR&Bテイストも打ち出し高い評判を得ていた。

そんな毎年アルバムを出す度に話題を呼んでいた彼女だが、2008年6月18日発売となる3rdアルバム『Hallelujah~Summer of '86』の関係者向けライブを恵比寿の新しいジャズ・スポットで開催するというので参加。

オルガンの金子雄太、1人だけをバックに安富が登場。実際間近で観ると背は150cmくらいで小さいのだが、「サマータイム」を唄いだしたところその歌声はパワフルそのもの。あと、ピアノの弾き語りも1曲あり多才な面も魅せる。4曲だけの披露であったが、ジャズのフィールドにとどまらない、ワールドワイドなアーティストであることを認識。

そのニューアルバムはジャズ、R&B、ロックなどの名曲をカバー。ニューヨーク・レコーディングで海外の凄腕と交えたその音楽は良質以外の何者でもない。

 安富祖貴子/Hallelujah - Summer Of ’86 安富祖貴子/Hallelujah - Summer Of ’86
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

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2008年“ポンタ”NEW BANDとは?!

村上“ポンタ”秀一 Live Convention』5/9(金)@東京ビクタースタジオ

村上秀一(Ponta)/Welcome To My Life

村上秀一(Ponta)/My Pleasure - Featuring Greatest Musicians

1972年、<赤い鳥>の参加でプロデビューし、以降多くのミュージシャンのライブやレコーディングに関わりその参加アルバムは10,000枚を超える、日本を代表するドラマーが<村上“ポンタ”秀一>。

デビュー25周年、30周年と節目に必ず記念的アルバム(上記)を出してきたが、昨年35周年を迎えこの7月7日に“音楽の底力”をコンセプトに豪華なメンバーを揃えてニュー・アルバムを発売するという。

そのメンバーとは、村上“ポンタ”秀一(ds)、井上鑑(key)、島健(key)、松原正樹(g)、後藤次利(b)、斎藤ノブ(perc)、本多俊之(sax)の7人。どのメンバーも自らがリーダーであったり、プロデューサーであったりする超一流ミュージシャンばかり。それを牽引する“ドン”が<村上“ポンタ”秀一>というわけ。そのアルバムは既にレコーディングが終了しており、2日間だけでスタジオ一発録りという凄すぎる内容とのこと。

そして、今回その7人が再びスタジオに集まりDVD用収録も兼ねたライブが密かに行われるというので潜入することになった。

スタジオに入ると、ドラムセットを中心に他の6人のメンバーが半周りを囲むセッティング。観客は“ポンタ”の後姿を眺めるかたちで後方に位置した。

しばらくして、メンバーが登場。う~ん、みんなオーラを感じる。そして“ポンタ”は真っ赤のガウンを羽織り、葉巻を咥え登場。御年57歳ながら髪は金髪だし、“ちょいワル”ならぬ、“チョーワル”なスタイルは健在。

挨拶もほどほどに即「Free As A Bird」を演奏開始。最初はメインドラムではなく、観客の目の前に別途セッティングされていたドラムで静かにリズムを刻む。まずは、横向きの手足の動きが間近で確認。冗談交じりのMCとメンバー紹介を挟み、「Jam Report」が始まる。この曲は井上鑑のオリジナルとのことで、タイトル通り<ウェザー・リポート>や<マイルス・デイビス>などの有名フレーズをミックスしたジャム・セッション曲。スリリングなリズム展開にこちらもテンションが上がる。

その後、松岡直也の名曲「A Memory Of Majorca」、バラード曲「Amapola」と続き、最後にブレッカー・ブラザーズの名曲「Some Skunk Funk」。元々が複雑なリズムなこの曲をさらにアレンジを加えたファンク・ナンバーとして演奏。このメンバーだから成し得る生演奏。後藤次利のベースがブリブリ響き、本多俊之の高音サックスが旋律を奏でる。本多俊之の生演奏は初めて観たが、これが良質な音色であって改めて凄い人だと認識。ここ10年くらいは、伊丹十三の映画音楽かニュース・ステーションのテーマとかの印象があったので。

これで終わり、と思ったらエンディングが合わなかったということでエンディングだけ再度演奏するハプニングもあり。その後、メンバーが退場し“ポンタ”だけが残りドラム・ソロ。30分あまりの短いライブであったが内容は濃厚。こんな機会は滅多にないしね。

セットリスト:
1.Free As A Bird
2.Jam Report
3.A Memory Of Majorca
4.Amapola
5.Some Skunk Funk
6.Drums Solo

そのアルバムであるが、CD+DVD、CDのみ、DVDの3形態の発売。楽曲によって特別ゲストが入ってその内容は豪華絢爛である。発売が待ち遠しい。

『7<seven>』
1.Jam Report
2.遠州つばめ返し
3.199X
4.Freedom Jazz Dance
5.A Memory Of Majorca
6.Gymnop_dies
7.Free As A Bird
8.Amapola
9.Blue Lagoon~流宇夢サウンド~Running
10.Splash
11.Some Skunk Funk
12.Drums Solo

ゲスト:M-2,3,10・・・渡辺香津美(g) M-6・・・Shiho(vo) M-9・・・DANCE☆MAN

↓もうタイトルは決まっているけど・・・

タイトル未定

アーティスト:村上“ポンタ”秀一
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2008/07/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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LIVE鑑賞~チック・コリア&上原ひろみ

チック・コリア&上原ひろみ Concert「デュエット」』4/30(水)@日本武道館

デュエット(初回限定盤)(DVD付)

2008年1月に発売された奇跡のデュエット・アルバム。その再現が伝統ある日本武道館で1日限りで行われるというから大変だ。

かつて30年前に、チック・コリアはハービー・ハンコックとピアノ・デュオで日本武道館公演を行った伝説があるが、それ以来のジャズ界衝撃のライブではないだろうか。

イン・コンサート(デュオ・ライヴ) イン・コンサート(デュオ・ライヴ)

アーティスト:チック・コリア&ハービー・ハンコック
販売元:ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日:2003/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

そのときは武道館アリーナ中央にステージが設置されたようだが、現在はモニター機器が発達している時代なので、北ステージに2台のピアノがあり両側に巨大モニターが設置というセッティング。直視するには遠いが、モニターが通常見えない手の動きや顔の表情を克明に捉えることで観客の視点を補完。ただし、昨年行われたブルーノート・ライブのような臨場感はどこの席にいても難しいだろうと思われる。

とにかく、19時ちょっと過ぎて二人が登場。なにかその絵面がスペシャルな感じがしてテンションが上がる。そしてそのデュエット・アルバムからの演奏となるわけだが、冒頭の「Very Early」からスタンダードの「Summertime」から、2人のあうんの呼吸でスリリングな演奏が繰り広げられる。途中のMCは全てチックが行い、ひろみちゃんはあくまでもフォローな立場。しかし、演奏はひろみちゃんがアグレッシヴに行くところをチックが大らかにカバーするスタンス。当然ではあるが、あくまでもマスターはチックである。

基本はステージに向かって左側(下手)がチックで右側(上手)がひろみちゃん。途中、楽曲によって位置を交代するなど、視覚的動きもありパフォーマーとしての役割を忘れてない。

7曲ほど演奏して一旦ステージが終了。当然のアンコールで2人が登場し、即興的演奏。終了直後にひろみちゃんがラテンなリズムを刻み始める。「やっと来たかー」といった感じだがじらしにじらした演奏でようやくメインフレーズが来た。そう、名曲「スペイン」である。引っ張った割には後半あっさり終わった感があったが(時間制約なのか?)やっぱこの曲聴かないと終わんない気がしてたので、とりあえずスッキリ!約2時間弱のステージが終了。

今後のひろみちゃんは、5/28に自身のバンドのニュー・アルバム(記事はココ)が発売。そして、8/30(土)には「東京JAZZ2008」に出演が決定。2008年もひろみちゃんにやられっぱなし。

あ、チック・コリアもあの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」全盛期メンバーでの世界ツアーが予定されているようで、是非日本にも来て欲しいものである。

追記:

セットリスト

1.Very Early
2.Summertime
3.Do Mo(Children's Song ♯12)
4.Place To Be
5.Humpty Dumpty
6.Fool on the Hill
7.Old Castle, by the river, in the middle of a forest

Encore
8.Bolivar Blues
9.Spain

※実は関係者に配布されているセットリストには“EXTRA”としてあと3曲掲載されていたが、上記セットでタイムアウト(?)となり終了。どこかの記事には12曲演奏とあったが、紙資料だけで実際観てないのにそう記述した浅はかなものがあるのでご注意を。

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新生・香織姫にドキドキ

小林香織 ライブ・コンベンション』

Fine グロウ

6/25発売の4thアルバム『Shiny』が完成したことを受けて、4/22都内某所にてライブ・コンベンションが行われた。当日はその中から6曲の生演奏を披露。メンバーは重実徹(key)、西山史翁(g)、日野賢二(b)、ジェイ・スティックス(ds)。日野賢二以外は一新されたレコーディングメンバー(レコーディング・ベースは清水興)。

そして香織姫だが、黒のタンクトップにスリムパンツにウェスタンブーツという衣装で髪をバッサリ切ってショートカットに変身し、ちょっとワイルド&セクシーなスタイルで登場。

1曲目から、FUSIONサウンドでありながらFUNKテイストもまじえた楽曲で今までと違う雰囲気がすぐ伝わってきた。演奏も、キレのあるソロがふんだんに入りノリノリである。プロデューサーを初め、ファッションも今までと変わったこともあり違う香織姫がここにいた。しかし途中のMCではいつものかわいらしい声で独特の間をもって話す姿は変わってなかった。良かった・・・。過去、数回彼女のライブを観てきたが格段に演奏が成長していることを感じた(サックスもフルートも)。

セットリスト:

1.Shiny
2.Chillin' In Manhattan
3.Sunny
4.Feel Like Makin' Love
5.Forever
6.Black Sapphire

ちなみに、ジャケット写真はいままで香織パパが撮影してきたが、今回はそこも別のカメラマンに交代。全てを一新した、新・香織姫は、よくある変えすぎてやっぱ前の方が良かった~、ということはなく進化した良い事例になりそう。

7/31(木)にはアルバム発売記念ライブをいつもの六本木STB139で行うことも決定し、2008年も香織姫に夢中になること必至。

6月25日発売『Shiny』楽曲

1.Shiny
2.Minor Reason
3.Children's Dream
4.Sunny
5.Chillin' In Manhattan
6.West Police
7.Interlude
8.Long Train Runnin'
9.Forever
10.Black Sapphire
11.Starry Heavens

※初回限定盤はDVD付き(「Shiny」PVなど収録)

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おすすめCD~上原ひろみ 他

2003年のデビュー以来、ジャズ界に衝撃を与え実力と人気は国内だけにとどまらない上原ひろみであるが、5/28に発売するアルバム『ビヨンド・スタンダード』が完成したということで、4/17にディーラー向けコンベンションを実施。意外にもこの手の催しは今回が初めてという。貴重なひと時を味わえるということで昼間ながら、都内のレコーディングスタジオに50名ほどの関係者が集まった。

最初に、上原ひろみ本人が登場して挨拶もそこそこに早速ピアノに座り1曲演奏。ライブ会場で何度も演奏は観てきたが、至近距離での生演奏は迫力もの。ピアニッシモで始まった演奏もいつの間にか大迫力(実際、肘打ちで演奏したり、椅子から飛び上がったり、フレーズを口ずさむというか唸る)なプレイとなり、こちらのヴォルテージも上がってくる。

そして、演奏後は次作アルバムのエピソードを交えた楽曲試聴を数曲。今回は初のスタンダード・アルバムということだが、さすがは上原ひろみ。前回同様にギターを入れたバンド“HIROMI'S SONICBLOOM”での演奏なのでただのスタンダード・カバーにはならない。選曲もジャズ(「マイ・フェイヴァリット・シングス」など)はもちろん、クラシック(「月の光」)、ロック(ジェフ・ベック「レッド・ブーツ」)、そして日本のスタンダード「上を向いて歩こう」などを採り上げる。試聴したのは、「朝日の如くさわやかに」「キャラヴァン」「上を向いて歩こう」「マイ・フェイヴァリット・シングス」で、「朝日~」は前作『タイム・コントロール』の「タイムズ・アップ」から続いており、聴いている人がタイムスリップをしてこのアルバムの世界にやってきた、という設定。そのどれもが、原曲のテーマ演奏はそこそこに独自のテンションでひろみワールドへ引き込まれる演奏。以前も述べたことがあるが、彼女の音楽はジャズという1ジャンルに留まるわけがない。

最後に、もう1曲ニュー・アルバムの中から2007年他界したオスカー・ピーターソンへの追悼を込めて「アイ・ガット・リズム」を演奏。この曲がこれまたすごくって、左手がドライブしながら右手が疾風のように駆け巡る。この演奏を目の前にしたら誰しも胸が熱くなることだろう。今年もこのバンドで世界ツアーを回り、(おそらく)年末にはまた日本に戻ってきてくれることであろう。

ビヨンド・スタンダード(初回限定盤)(DVD付) ビヨンド・スタンダード(初回限定盤)(DVD付)

アーティスト:上原ひろみ,トニー・グレイ,マーティン・ヴァリホラ,デヴィッド・フュージンスキー
販売元:UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
発売日:2008/05/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する


[CD]
1.イントロ-朝日の如くさわやかに
2.朝日の如くさわやかに
3.月の光(ドビュッシー)
4.キャラヴァン
5.上を向いて歩こう
6.マイ・フェイヴァリット・シングス
7.レッド・ブーツ
8.XYG
9.アイ・ガット・リズム
10.リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン(ボーナス・トラック)
[DVD](初回生産限定盤)
1.タイム・ディファレンス
2.ディープ・イントゥ・ザ・ナイト
※2007年2月原宿クエスト・ホールにて収録

そして、もう1枚上原ひろみ関連でご紹介。

伝説のギタリスト、ジョン・マクラフリンの甥であり、上原ひろみのバンドでワールドワイドに活躍するジャズ・ベーシスト、トニー・グレイが上原ひろみ、リオーネル・ルエケ(ハービー・ハンコックなどと共演した宇宙系ギタリスト)ら豪華ゲストを迎えたソロアルバムが発売中。

ひろみバンドでも超絶プレイを披露しているが、このアルバムはもちろんそのベースを前面にフィーチュア。それでいて、パット・メセニーやリチャード・ボナなどに通じる壮大な音世界が広げられる内容。ひろみちゃんのバック演奏というのもなかなか貴重である。

チェイシング・シャドウズ チェイシング・シャドウズ

アーティスト:トニー・グレイ
販売元:ISOL DISCUS ORGANIZATION
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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LIVE鑑賞~MALTA & 前田憲男

MALTA前田憲男Special Session』2008/4/14(月)@恵比寿art cafe Friends

マンハッタン・イン・ブルー 円楽のプレイボーイ講座12章 (紙ジャケット)

とある機会でJAZZライブ、ということで1週間前くらいにオープンしたばかりの新しいJAZZCLUBに向った。そこは恵比寿東口からすぐの真新しいビルの地下にあるお洒落なライブハウス。しかし、ライブハウスというより、店名にあるように素晴らしい絵画や雰囲気のあるバーも隣接したアート・カフェである。

そしてこの日のライブというのが、MALTAと前田憲男という2人のジャズ界大御所のスペシャル・セッションというからどれだけ賑わっているのかなと思ったら、それほどでもなく。。告知が行き届いてないのかな、実にもったいない。

そのライブは、まずは前田氏が颯爽と1人で登場してピアノを奏で、続いてMALTAとのデュオ。更にはベース、ドラムと入って気ままなジャズ・スタンダードセッションが繰り広げられた。気ままというのは、演奏曲もその場で決めていき、ソロ回しも瞬時にMALTAが指揮をする超アドリブの世界。19:30過ぎに始まって、休憩を挟んだ2セットで約2時間のライブ。間近でこのスリリングな展開を拝めるのはなんとも貴重であった。

ちなみに自分が最初に2人を知ったのは、MALTAが1980年代のJ-FUSION全盛時。ジャズというよりフュージョンの人の印象。前田憲男に至っては、アニメ『クラッシャージョウ』の音楽を担当していたことから。ここではジャズではなく、交響楽団を率いたまさに映画音楽の世界。ティンパンアレイとも共演していたし、多才な方だと認識。

クラッシャージョウ<交響組曲 / 音楽編> クラッシャージョウ<交響組曲 / 音楽編>

アーティスト:サントラ,西松一博
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:1999/06/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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世界最年少9歳ドラマーとは?

大我 CDデビュー・コンベンション』2008/3/5(水)@倶楽部PASONA-表参道-

Taigawodrums プロフィール

本名:鬼束大我
生年月日:1998年7月9日(寅年の蟹座)
血液型:O型
出身地:京都
身長:126cm

これは、凄いミュージシャンが現れたものだ。まず、この目でこの耳で彼の演奏を観て思った。

テレビとかで小学生ミュージシャンが出てきて大人顔負けの演奏をする、なんてことは見かけたことはあったが、JAZZの世界で、特にドラムなどはあり得ないと思っていたが、こんなこともあるものだ。このコンベンションには多くの耳が肥えた関係者が集まっていたとは思うが、皆そう思ったであろう。

SAX、PIANO、BASSを従えて<Tiger,Burning Bright>という自らのバンドで登場した大我は、ほんと普通の小学生であったが、いざドラムを前に演奏を始めたらミュージシャンの顔になっていた。

演奏は以下JAZZスタンダード3曲、

1.A Night In Tunisia
2.Who Loves You
3.Softly As In A Morning Sunrise

のっけから、4ビートを刻み叩きまくる。ドラムも子供用ではなく通常のもので、太鼓が大きく見えるくらいだが、そんなのは関係ないようだ。特筆すべきは、2曲目のバラードで演奏したブラシ・テクニック。力強さだけでなく、繊細なプレイができる本格派。

演奏終了後、ちょっとした質疑応答ではようやく年相応の笑顔としゃべりを見せてくれて、ちょっと安心。中身まで大人級であったら年齢詐称か?と思ってしまうところであった。しかし、受け答えはそこらの小学生より断然しっかりしていて、確固たる自分が確立しているところはやはり並みの小学生ではない。

好きなドラマーはエルビン・ジョーンズ、アート・ブレイキー(共に故人)など。既に海外セッションも行い、「言葉がわからなくても音楽で会話できるところが音楽の楽しいところ♪」といった発言もあり。一体、5年後10年後にはどんなアーティストに成長してしまっているのだろうか?長い期間で楽しませてくれそうだ。

ということで、4月23日にデビュー・アルバムとライブ盤と2枚発売。共にベテラン・アーティストのバックアップもあり、普通にJAZZアルバムとして楽しめる。ライブ盤にいたってはエディ・ヘンダーソンと共演とは、恐れ入りました!

TIGER!(初回限定盤)(DVD付)

アーティスト:大我,KANKAWA,清水興,井上陽介,カルロス菅野,辛島文雄,クリヤ・マコト
販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Incredible TIGER-Live-Featuring EDDIE HENDERSON,BLUE SMITH a.k.a KANKAWA(DVD付)

アーティスト:大我,エディ・ヘンダーソン,KANKAWA
販売元:スパイスレコーズ
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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LIVE鑑賞~THE CRUSADERS 他

①『THE CRUSADERS2008/2/27(水)@BLUENOTE東京

スクラッチ 旋風に舞うクルセイダーズ1  ライヴ・イン・ジャパン

2004年の「Mt. FUJI JAZZ FESTIVAL」以来と思われる、ザ・クルセイダーズ来日公演。そして、今回の目玉がドラムがスティーヴ・ガッドということもあり早々にチケットは完売になったという最終日2NDセットを観にいく。

幸運にも、前から中央2列目テーブルでジョー・サンプルの目の前の席!他のメンバーも一望できる位置で開演を待つことに。

ちなみに今回のメンバーは、Joe Sample (fenders rhodes, wurlitzer)、Wilton Felder (sax)、Ray Parker Jr. (g)、Nils Landgren (tb)、Nick Sample (b)、Steve Gadd (ds)という布陣。前回来日時と違うのがトロンボーンとドラム。そう、ドラムがこのクルセイダーズでは初めてのツアーというスティーヴ・ガッドが参加ということで、彼を間近で観れるのは奇跡に近いだろう。

21:30の開演予定をちょっと回ってメンバーが登場。おっと、目の前の花道にウィルトン・フェルダーが来たのでおもわず握手!いやー、みんな距離が近い!これがブルーノート自由席の醍醐味である。

そして「FREE AS THE WIND」「SWEET'N' SOUR」と軽快に曲が始まる。ジョー・サンプルは相変わらず小気味良い旋律を奏でる。ブルーノート最終とあって、今までの物を全て出す勢いでどんどん曲を演奏していく。それまでのセットリストと違って、その場で次の曲を決めていくくらいの感じ(実際、ジョーがいきなり指示を出していたりしていたので)。ソロの順番や、キメの合図もその場で決めていく緊張感が、近くならではでヒシヒシと感じてこっちもドキドキする。

肝心のガッドは、抑え気味で演奏していくも、途中ジョーが煽り始めてロングなドラムソロを慣行。こいつはやはり見ごたえあった。あのタム回しだけでも一見の価値あり。

結局、100分近く演奏して主要な楽曲はほぼ聴けたので大満足。アンコール時には、また目の前を通ったウィルトンやレイ・パーカーとも握手できたし。

Dvc00014_2 セットリスト(多少入れ違いあり?):
1.FREE AS THE WIND
2.SWEET'N' SOUR
3.CREEPIN'
4.I FELT THE LOVE
5.STREET LIFE
6.BALLAD FOR JOE
7.SO FAR AWAY
8.SPIRAL
9.WAY BACK HOME
10.SNOWFLAKE
11.PUT IT WHERE YOU WANT IT
EN.GHOST BUSTERS

②『JVC JAZZ FESTIVAL with BLUE NOTE TOKYO 20th』2008/2/29@渋谷オーチャードホール

HARVEY MASON TRIO featuring Very Special guests PAT MARTINO and TONY MONACO

チェンジング・パートナーズ / ハーヴィー・メイソン・トリオズ 今回、前から3列目の右寄りという幸運な席を確保できて、ステージを見るとドラムセットが目の前。なんと、トップバッターはハーヴィー・メイソンのトリオ。心の準備が出来てないままテンションは徐々に上がる。このメンバーでソリッドなジャズ・ナンバーを奏でるわけだが、正装をまとったハーヴィーは、汗をかきながら4ビートを刻み続ける。しかし、間近で観るといろいろな動きをやっているのが目の当たりにできてホント感激。そして、このトリオはものすごくスリリングな演奏でスキがない。

でも、30分の演奏で3曲しか観れなかったのは残念。ちょっと短すぎるんでないのー。

THE CRUSADERS
JOE SAMPLE (Fenders Rhodes & Wurlitzer), WILTON FELDER (Sax), RAY PARKER,Jr. (G), NILS LANDGREN (Tb), NICK SAMPLE (B), STEVE GADD (Ds)

先日のブルーノートの感動覚めやらぬままにホール・ステージでの演奏。これまたドラムが目の前で前回よく見えなかったガッドの全体像が丸わかりになってこれも感激。

でも、何故か2番手の演奏なので60分ちょうどで終了したのはやはり物足りず。演奏楽曲もブルーノートの半分くらいでスリリングな曲はほぼなし。ガッドのドラムソロもちょっとだけだったしなー。

確か、演奏楽曲はこんな感じだったような(多少違ってるかも)。

1.SWEET'N' SOUR
2.CREEPIN'
3.I FELT THE LOVE
4.BALLAD FOR JOE
5.SO FAR AWAY
6.IT HAPPENS EVERYDAY
7.PUT IT WHERE YOU WANT IT
EN.WAY BACK HOME

DAVE KOZ  with FRIENDS special guest KELLY SWEET
DAVE KOZ (Sax), BRIAN SIMPSON (Key), BILL SHARPE (B),
STEVO THEARD (Ds), RANDY JACOBS (G), KELLY SWEET(Vo)

At the Movies At the Movies

アーティスト:Dave Koz
販売元:Toshiba EMI
発売日:2007/01/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

トリを務めたのが、あまり認識のなかったデイヴ・コズ。しかし、軽快なフュージョン・サウンドをノリノリなステージで演奏。見るものを飽きさせないステージであった。甘いルックスもあり女性ウケもよいのかと。途中、歌のゲストで出てきた美人ヴォーカリスト、ケリー・スウィートで男性にも訴求。 バックの演奏もパワフルで意外と良かった(特にベースのビジュアル・インパクトが強烈!)が、やはり前2組の演奏をもっと観たかったかな。演奏順にやや疑問?

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LIVE鑑賞~DAVID T. WALKER

DAVID T. WALKER(デヴィッド・T・ウォーカー)』@ブルーノート東京2007/12/19 2nd

447_3                                                                 今回のライブ鑑賞は驚きの連続。

日本でも人気の高いDAVID T.の単独公演は、今年の5月にCOTTON CLUBで行われたのが初。そして、半年後に再来日が実現し、このブルーノートは意外にも初公演だという。

そしてステージ内容。

ライブを観た人々の話から想像するに、高齢からか座りながらゆっくりとした落ち着いた演奏なのかと思っていたら、とんでもない。

確かに座りながら弾くスタイルは一緒だが、最初からテンションが高く、ノッてきてすぐ立ち上がる。声も張り上げて観客も煽るし、ピッキングもビシバシきててとってもファンキーであった。特に「LOVIN’YOU」「WHAT'S GOING ON」あたりのカバー曲は展開が秀逸。

まあ、自分が鑑賞したのはブルーノート東京での最終公演2ndセットだったので、温存することなくテンションも上がったのであろうか。そして、このセットは観客も満席でこちらもテンション高め。改めてDAVID T.の日本人気の高さを実感。おかげで、やや押しの21:40スタートで終了が23:30という充実した内容。

バックメンバーは、Clarence McDonald(key,p),Jerry Peters(key),Byron Miller(b),Leon Ndugu Chancler(ds)という重量級アーティストばかりだが、マスターのDAVID T.を盛り上げるのに終始一貫しており、音がデカイと評判のンドゥグも最後までバックに徹していた(アンコール曲では、バカでかい重量ドラムを披露したが)。

あのクリーントーンによるオブリガートの響きはまさにオンリーワン。うっとりする演奏である。見た目は結構お年を召しているように見えるが、まだ60代中盤。来年以降もどんどん来日してほしいものだ。

LIVE IN TOKYO AT COTTON CLUB LIVE IN TOKYO AT COTTON CLUB

販売元:インディーズ・メーカー
発売日:2007/08/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

プレス・オン(紙ジャケット仕様) オン・ラヴ(紙ジャケット仕様) デヴィッド・T・ウォーカー(紙ジャケット仕様)

↑昨年、初CD化され再発ものでは異例のヒットとなった3タイトル

セットリスト:

1.Q.C.
2.THE REAL T.
3.PLUMB HAPPY
4.NEVER CAN SAY GOODBYE
5.GOING UP
6.REPCIPE
7.SAVE YOUR LOVE FOR ME
8.AHIMSA
9.LOVIN’YOU
10.AN-NOOR
11.THE SIDEWALK TODAY
12.WHAT'S GOING ON
13.SOUL FOOD CAFE

EC.WALK ON BY

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LIVE鑑賞~akiko

akiko wishes you A Happy Merry Swinging Christmas!!!』@恵比寿リキッドルーム 2007/12/13

リトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴ リトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴ

a white album(初回盤) a white album(初回盤)

今年も残すところあと半月あまり。巷ではすっかりクリスマス・モードであるが、この時期いろいろなアーティストがクリスマスソングを唄い、CDを出してくる。

こちらのJAZZシンガー、akikoも2007年11月にクリスマス・アルバムを発売した。クリスマス・ソングのスタンダード・ナンバーをカバーしているのだが、小西康陽プロデュースによってオシャレでJIVEなJAZZクリスマス・アルバムとなっている。

そのアルバム発売記念として、ちょっと早めなクリスマス・ライブを行うというので参加。このジャンルでのライブでは珍しくスタンディングでのライブハウスで実施。客層も比較的20代が多く、通常のJAZZライブとはやはり勝手が違うようだ。

19時を少し回ったところでメンバーが登場。akikoは黒のツリーを見立てた(?)目を引く衣装で登場。これはスタイルが良くないと着れない、ボディラインにフィットした衣装で改めてナイスバディを実感。前半はクリスマスナンバーを立て続け、新装発売したJIVEアルバムからJAZZスタンダードも披露。

バックメンバーは、いつもの田中義人(g)に、池田潔 (b)と藤井伸昭 (ds)のSLEEP WALKERから強力リズム隊を連れて来た。あとは、キーボードにサックス、トランペットの2管という構成。スタンディング・ライブに合った、ノリの良い演奏で観客の体も自然と動いてくる。

そうこうするうちに早めに一旦ステージが終了し、アンコールでakikoは赤のワンピースに衣替えし、ちょっとしたミニスカサンタ風。途中、メンバー紹介中にakiko自身が12/14に誕生日を迎えるということでバースデイケーキのサプライズが!感激のあまり涙する姿が結構かわいらしい。

結局、ジャイヴとクリスマスに一貫した演奏で、2回のアンコールを含め約2時間弱のライブは終了。

2001年デビューがもろスタンダード・ジャズ・アルバムだったが、その後は常にいろいろなジャンルにチャレンジして来たakiko。2007年もブラジル音楽に始まり、クリスマスときた。2008年はどんな音楽を聴かせてくれるか楽しみである。

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LIVE鑑賞~中山うり

中山うり ミラクルワンマン2007冬“セカンドアルバム『エトランゼ』発売記念ライブ”』@渋谷DUO 2007/12/11

エトランゼ エトランゼ DoReMiFa DoReMiFa

まず、中山うり とは・・・

ジプシースウィング、ミュゼット、タンゴなど世界中のアコーディオン音楽を絶妙にブレンドする楽曲を作り出し、ミラクルヴォイスと絶賛されている歌声、アコーディオン、作詞作曲、トランペットも演奏するなど飛びぬけた才能にもかかわらず、現在、美容師としても活躍。2006 年12 月に世界最大規模のPC 音楽配信「iTunes Store」で発売され一年近くも前代未聞の記録的ロングセールスを続けている「Live Session」が話題となり、“アコーディオンを抱えたシンデレラ!!” “配信の女王”などの異名を持つ。2007年CDデビューしたばかりだが、すでにフジロック、サマーソニック、ライジングサンと夏フェスを席捲し、大盛況のワンマンライブは18 回を数え、“奇跡の新人”と噂されるシンガーソングライターで今後の活動に更なる期待が寄せられる。

そんな話題の彼女のライブを初観戦。客の対象が大人なためか20時開演と遅めな設定だが、19:30頃に会場に入ると1Fの自由席は8割方埋まっていた。20~30代OL層を初め、年配の男性まで割と幅広い客層である。

20時過ぎにまずはハープと中山うりだけで演奏。徐々にメンバーが集まり、基本はドラム、パーカッション、ウッドベース、アコギのセッティング。そして楽曲によっては、トランペット、トロンボーン、サックス、ユーフォニウム、そしてオーボエ奏者まで登場する大所帯での演奏で結構豪華。

その中でも、中山うりは歌にアコーディオンにトランペットにと大車輪的な演奏を20曲近く続けたのだが、MCも含め新人とは思えぬ落ち着きで堂々とした演奏で観ているこちらも安心してゆったり楽しめた。柔らかなアコーディオンの音色に、これまたふんわりした歌声が心地よいのである。

アコーディオンというと日本で思いつくのはcobaくらいで、イージーリスニング的な要素(あとはタンゴとか?)が強い楽器であるという勝手な認識であったが、そういった音楽もベースにありつつ、JAZZ、BOSSA、はたまた昭和歌謡的な要素も感じられ、下北や中央線沿線にあるサブカル的な連中にもひっかかるのかなと思う。

2007年5月に1stアルバムをリリースしたかと思えば、この11月にもう2ndを発売。そして2008年春にはもう3rdアルバムも予定されているとか。彼女の中ではどんどんメロディが溢れ出ているのであろう。まさにミュージシャンとして脂が乗っているのではないか。

そして先行で発売もしていたのだが、早くも2008年春のライブが決定しており、東京では2008年3月に復活する赤坂BLITZのオープニング・シリーズとして4/24にライブが行われるとのこと。2008年は更に注目を浴びそうな予感が必至である。

セットリスト:

1.月とラクダの夢を見た*
2.さすらいのエトランゼ**
3.Blu-Voyage*
4.笑う月**
5.ばいばいどくおぶざべい*
6.猫のしっぽを追いかけて**
7.夜のレクエルド**
8.早起きラジオ*
9.夢を売る男
10.虹のパノラマ**
11.走る女*
12.JAVA
13.サーカスが来た**
14.生活の柄
15.マドロス横丁*

EC-1.白猫黒猫
EC-2.星の界**
EC-3.歌をわすれたあなたに

* -1stAL『DoReMiFa』
**-2ndAL『エトランゼ』

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LIVE鑑賞~上原ひろみ2007(東京 最終公演)

上原ひろみ ~Hiromi's Sonicbloom JAPAN TOUR 2007 タイム・コントロール 東京公演』@東京国際フォーラム ホールA 2007/12/9

タイム・コントロール タイム・コントロール タイム・コントロール

いよいよ今日がツアー・ファイナル。やってきたよ、国際フォーラム。昨年の国際フォーラムはCホールだったが、今回はなんとAホール。よっぽどの大御所や外タレ級の収容レベル(約5000人)でジャズの単独アーティストでは異例である。正直このジャンルで大ホールでやられても臨場感が伝わりにくいのでどうかな?というのはあるが、人気がもうすごいので仕方ないこと。

今回の座席は2F前方の右端ということでかなりステージを見下ろす感じで、さすがに肉眼で表情まではわかりずらいかなといった位置。名古屋では1F中央、横浜では2F最前列といろいろな位置で鑑賞してきたので今回は落ち着いて全体を見渡そう。さすがに会場が広いので前方にモニターも設置してあるので普段観れないアングルもいろいろ観れてそれなりに楽しめた。

18時をちょっと回ってメンバーの登場。ひろみちゃんは今回の『タイム・コントロール』のジャケットと同じ衣装で登場。背中と胸元が広く開いた大人びた衣装である。最初の挨拶でもう感極まった感じで最終公演のこの時をかみ締めているようだ。でも、演奏に入るといつものひろみちゃんである。いつものピアノのイントロから入る「TIME DIFFERENCE」でスタート。スリリングなソロ展開に早くも鳥肌もの。

比較的、落ち着いた感じのある1部はいつも通りに1時間ほどで終了。約20分の休憩を挟んで2部で突入。ここから激しいテンションが始まる。「DOUBLE PERSONALITY」でのひろみvsフュージンスキーのバトルなど徐々に盛り上がりを見せて、「TIME OUT」では腰が重いと思われたフォーラム客をフュージンスキーがいつもの煽り(?)で立ち上がらせる。ピョンピョン飛び跳ねるひろみちゃんも見ていてテンションが上がっていく。

会場の盛り上がりが最高潮に達し一旦メンバーは退き、アンコールでひろみちゃんのみ登場。映画のテーマをピアノソロで演奏。最初はバラード風で始まる楽曲であるが、途中からキース・ジャレットばりに歌い上げながらのピアノ演奏で徐々に演奏が高揚していく様は見事。そしてメンバーが再び集まって「RETURN OF KUNG-FU WORLD CHAMPION」。ここでのフュージンスキーは、結構な変態プレイを繰り広げていていつもよりも盛り上がった感があり。

ここでいつもなら終了であるが、拍手喝采が鳴り止まず客電も付かないところをみると、もしや??

そう、モア・アンコールでメンバー登場。そして演奏し始めたのはデビュー・アルバム衝撃の1曲目であった「XYZ」!!!自分が最も衝撃を受けた大好きな楽曲をここで聴けるとは、こちらのテンションが最高潮になった瞬間である。ギター入りのヴァージョンはもちろん初めてであり結構斬新なアレンジにはなっていたが、スリリングな展開は一緒。いやー、これを観れるだけでもこの公演を観る価値あり。

ということで、休憩20分込みで約3時間の最終公演は幕を閉じたのであった。

来年は、チック・コリアとのデュエット・アルバムも発売を控えているし、ここまで来たら次回の会場は武道館かな?

セットリスト:

1部
M-1.TIME DIFFERENCE *
M-2.DEEP INTO THE NIGHT *
M-3.TIME AND SPACE *
M-4.TIME FLIES *
M-5.TIME CONTROL, OR CONTROLLED BY TIME *

2部
M-1.TIME TRAVEL *
M-2.NOTE FROM THE PAST *
M-3.DOUBLE PERSONALITY  from『another mind』
M-4.TIME OUT *

EC-1.PLACE TO BE (SOLO)  from『映画「オリヲン座からの招待状」サウンドトラック』
EC-2.RETURN OF KUNG-FU WORLD CHAMPION  from『Spiral』

MORE EC.XYZ from『another mind』

*-AL『Time Control』

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LIVE鑑賞~上原ひろみ2007(横浜)

上原ひろみ ~Hiromi's Sonicbloom JAPAN TOUR 2007 タイム・コントロール 追加公演』@横浜BLITZ 2007/12/4

Another Mind Another Mind スパイラル(通常盤) スパイラル(通常盤)

2007年、上原ひろみツアーの2回目鑑賞。(前回鑑賞の名古屋記事はコチラ

前回は1F後方からの鑑賞で見上げる感じであったが、今回は2F最前列で見下ろす絶好の環境。ひろみちゃんの鍵盤さばきが手に取るようにわかってしまう位置なのであった。改めて指の動きの早さ、指に全神経が行き両足がブラブラしたり前後に飛び出したりする様がよく見えた。

セットリストは全公演(おそらく)まったく同じであるが、やはり即興演奏の内容が違う。もちろん即興なんだから毎回違うのは当たり前なのだが、ツアーを重ねるたびに、次はもっとすごいインプロに持っていこうとメンバー各自が思っているに違いない。実際、名古屋で観た内容より格段にパワーアップしている掛け合いが見られた。とりわけ、後半の「DOUBLE PERSONALITY」「TIME OUT」でのひろみちゃんとフュージンスキーの掛け合いはパワフルで凄かった。

平日の横浜という場所柄、アダルトな客が多くおとなしめな雰囲気であったが、さすがに「TIME OUT」ではほぼ総立ち。アンコールでのひろみちゃんのほんわかMCもいつもより多めなトークで、彼女の人柄が垣間見れるひと時である。

19時開演であったが終了は21:50と、これまた前回より長く演奏したようだが全く長さを感じさせなかった。。

ちなみにアンコール1曲目で演奏した、映画への楽曲提供作品がこれ。

映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック 映画「オリヲン座からの招待状」オリジナル・サウンド・トラック

あと、早くもニューアルバム『デュエット(初回限定盤)(DVD付)』が1/30に発売。なんと、巨匠チック・コリアとのピアノ・デュエットとなる内容。

セットリスト:

1部
M-1.TIME DIFFERENCE *
M-2.DEEP INTO THE NIGHT *
M-3.TIME AND SPACE *
M-4.TIME FLIES *
M-5.TIME CONTROL, OR CONTROLLED BY TIME *

2部
M-1.TIME TRAVEL *
M-2.NOTE FROM THE PAST *
M-3.DOUBLE PERSONALITY  from『another mind』
M-4.TIME OUT *

EC-1.PLACE TO BE (SOLO)  from『映画「オリヲン座からの招待状」サウンドトラック』
EC-2.RETURN OF KUNG-FU WORLD CHAMPION  from『Spiral』

*-AL『Time Control』

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LIVE鑑賞~上原ひろみ2007(名古屋)

上原ひろみ~Hiromi's Sonicbloom JAPAN TOUR 2007』@ZEPP NAGOYA 2007/11/24

タイム・コントロール タイム・コントロール

いまや、すっかりJ-JAZZの人気NO.1ピアニストとなった感のある上原ひろみ。デビューの頃から感じていたが、彼女の音楽はJAZZの枠に収まらず、ROCK好きな若者までも巻き込む(実際、フジロックフェスでは出演常連になりつつある)。

そんな彼女の今年のアルバムはギターに超絶プレイヤーで有名なデヴィッド・フュージンスキーをメンバーに入れ、更にプログレッシヴな内容になった。その演奏を生で観れるわけだから期待が高まる。

今回のツアーは最終日の東京公演もこの後鑑賞予定であるので詳細は後日ということで、簡単なトピックを。

名古屋のZEPPは初体験であったが、関東でいうところの横浜BLITZくらいのキャパで間近で観れる感覚が良い。2Fもあったので、全体を見渡す点では1F後方より2Fの方が断然良いであろう。

ライブ内容は、とにかく1曲目からアルバム同様のハイテンション。HIROMI鍵盤連打に鳥肌もの!間に入る即興演奏はとてもスリリングでメンバーもどう演奏するかそのときにならないとわからない状態がたまらない。フュージンスキーはダブルネックギターを駆使して変態プレイを連続。やっぱ、この人すごいや。いや、リズム隊の2人も相変わらず超絶技巧だしどれも言うことなし。

名古屋は2DAYSだったのだが、前日の公演中にHIROMI連打が激しかったらしく、途中で肘から出血していたとのこと。でも「今日はもう大丈夫で~す♪」といつもの屈託のない笑顔で語っていた・・・

アンコール前ラスト「TIME OUT」の演奏時には観客総立ち状態。インストものでここまでハイテンションになれるのも滅多にないことである。

アンコール2曲が終了したときには20:30くらいで、約2時間半の濃いライブであった。

セットリスト:

1部
M-1.TIME DIFFERENCE *
M-2.DEEP INTO THE NIGHT *
M-3.TIME AND SPACE *
M-4.TIME FLIES *
M-5.TIME CONTROL, OR CONTROLLED BY TIME *

2部
M-1.TIME TRAVEL *
M-2.NOTE FROM THE PAST *
M-3.DOUBLE PERSONALITY  from『another mind』
M-4.TIME OUT *

EC-1.PLACE TO BE (SOLO)  from『映画「オリヲン座からの招待状」サウンドトラック』
EC-2.RETURN OF KUNG-FU WORLD CHAMPION  from『Spiral』

*-AL『Time Control』

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LIVE鑑賞~THE QUARTET

THE QUARTET Featuring HERBIE HANCOCK,WAYNE SHORTER,RON CARTER,JACK DeJOHNETTE10/19@東京国際フォーラム ホールA

V.S.O.P.- The Quintet V.S.O.P.- The Quintet Quartet Quartet

<Legend Now in Jazz!! Miles Davisに捧ぐ・・・>

上記テーマが今回のユニットの冠に付いていた。そう、マイルス・デイビス黄金期を支えたメンバーが結集して日本でライブを行うという事実。それだけでもう大変なことである。

ハービー・ハンコック(67)、ウェイン・ショーター(74),ロン・カーター(70),ジャック・ディジョネット(65)・・・()内数字はもちろん現在の年齢。平均年齢69歳!JAZZ界の超大御所、巨人たちである。

失礼ながら、もうこの組み合わせでライブを観れるのは最後じゃないか?と思い半年以上も前に真っ先に先行予約し\11,000もするチケットをGET。そのおかげか、1F前方ブロックのほぼ中央席を確保できた。なにせ、5000人は入る大会場でアコースティックJAZZのライブを観るのだから、後方とか2F席では何をやっているかわからない状態になるであろう。

19時ちょっと過ぎてメンバーがゆっくり登場。その登場に観客は早くもヒートアップし、拍手が鳴り止まない。とりあえず、みんな元気で何より。

テーマがマイルスに捧ぐ、ということでマイルス関連の曲は多いのは予測できたが、1曲目があのベースリフから入る、「SO WHAT」で拍手。終わるとハービーがMCでメンバー紹介と楽曲紹介を行い、「MAIDEN VOYAGE」に入る。

しかし、長い幻想的なピアノリフが続きなかなかテーマに入らず緩いまま曲が過ぎていった感じ。申し訳ないけど、ここで自分はちょっと違う世界に入ってしまった。。。

その後はMCはなく緩い感じで楽曲が続く。演奏はアンコール含めて9曲、130分ほど。マイルス楽曲をはじめ、ハービー、ウェインのソロ楽曲やV.S.O.P時代の楽曲を演奏。予想はしていたが、各人このお年ということもあり自由度の高い演奏でスリリングな感じはほとんどなし。比較的若い(?)ハービーのハンコック的ソロがいくつか見受けられたのと、ディジョネットらしいドラミングがさすがかなと思えたくらいかな。さすがに枯れた感のあるJAZZで物足りなさは否めない。マイルスに捧ぐ、というのならやはりフレディ・ハバートあたりのトランペットを入れてQUINTETにしたほうが音楽的には盛り上がるはず(メンバー・バランスの問題か?)。

しかし、この存在をこの目で確かめられたということが大事でありそれは良かった。

今回のマイルス・デイビス関連演奏曲収録アルバムはこちら↓

Kind of Blue Kind of Blue

アーティスト:Miles Davis
販売元:Sony International
発売日:1997/03/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Someday My Prince Will Come Someday My Prince Will Come

アーティスト:Miles Davis
販売元:Sony
発売日:1999/06/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Miles Smiles Miles Smiles

アーティスト:Miles Davis
販売元:Sony Jazz
発売日:1998/10/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

E.S.P. E.S.P.

アーティスト:Miles Davis
販売元:Sony Jazz
発売日:1998/10/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Seven Steps: The Complete Columbia Recordings 1963-1964 Seven Steps: The Complete Columbia Recordings 1963-1964

アーティスト:Miles Davis
販売元:Sony Jazz
発売日:2004/09/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

セットリスト(自己確認のためうろ覚え)
1.SO WHAT
2.MAIDEN VOYAGE
3.SEVEN STEPS TO HEAVEN
4.I THOUGHT ABOUT YOU
5.AUNG SAN SUU KYI
6.SOME DAY MY PRINCE WILL COME
7.EIGHTY-ONE
8.ALL BLUES
EN.FOOTPRINTS

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LIVE鑑賞~東京JAZZ2007

東京JAZZ FESTIVAL 20079/22(土)@東京国際フォーラム ホールA

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2002年からスタートした国内大型ジャズフェスティバルである「東京JAZZ」。今や、夏のフェスといえば、「フジロック」やら「サマソニ」やらROCKフェスが主流であるが、かつては夏フェスといえば、「JAZZ」だったのだ。しかし、看板フェスであった「Mt.FUJI」も「斑尾」も姿を消し、唯一続いているのがこの「東京JAZZ」。

2002年にハービー・ハンコックの呼びかけで実現した「都心での野外JAZZフェス」ということで東京スタジアム(現・味の素スタジアム)で開催。翌年も同場所で行われたが、同じ日に富士スピードウェイで「Mt.FUJI」も行われバッティング。自分はそっちに行ったのでこちらは断念。日程をどちらかずらせば両方行けたのに・・・という人も多かったであろう。2004年は開催を9月にずらし、場所も東京ビッグサイトへ変更。これで、バッティングもなくなり天候も左右されずになったが、この会場の音は最悪。翌年も同じ内容で開催したが、多少音は改善されたが、値段の高い指定席は売れ残り、椅子のない自由ゾーンに分散という運営バランスの悪さも見えた。

そして、昨年は場所を東京国際フォーラムに移し限られたキャパでの開催にシフトし見事チケットは完売。極端に鑑賞可能数が減り、自分も油断してチケット入手できず断念。初回からずっと絡んでいたハービー・ハンコックはもういなかったが、代わりにチック・コリアと上原ひろみのコラボなんかがあり見所は満載だったようだ。

今年も早々に9/22の一日通し券が完売するなど、出足が早かったので9/22のみ昼夜別々のチケットを入手。9/20夜から4日間に渡り開催されたが、予算と日程の都合でこの日のみ鑑賞。

当日のラインナップは以下の通り。

<東京JAZZ2007 WELCOME STAGE> 11:20-
アンナケイ

<TOKYO JAZZ 2007 meets BLUE NOTE TOKYO> 12:00-

Keiko Matsui(松居慶子) Special Band
リー・リトナー starring アレックス・アクーニャ(ds,perc)、パトリース・ラッシェン(key,perc,vo)、ブライアン・ブロンバーグ(b) and Special Guest ビル・エヴァンス(sax)
ボブ・ジェームス・バンド featuring デイヴ・マクマレイ(sax) & DJロブ・スウィフト
●エリック・ベネイ with マイケル・パウロ・バンド

<東京JAZZ CIRCUIT 2007@ネオ屋台村スーパーナイト~JAZZ AT PLAZA~> 16:30-
矢野沙織

<東京JAZZ2007 WELCOME STAGE> 17:50-
アンナケイ(2回目)

<MASTERS' SESSION>18:30-

ザ・ベニー・ゴルソン・カルテット
マイク・スターン・バンド featuring 小曽根真(p,org)、デイヴ・ウェックル(ds)、クリス・ミン・ドーキー(b)
東京JAZZ2007 スペシャル・セッション
ランディ・ブレッカー(tp)、ボブ・ミンツァー(sax)、マイク・スターン(g)、ウィル・ブールウェア(key)、アンソニー・ジャクソン(b)、デニス・チェンバース(ds)

まず11:30に会場に入りロビーに着くと、なにやらBGMではない生の歌声が聴こえてきた。WELCOME STAGEということで、ロビー内でアンナケイが弾き語りライブを行っている最中。着いたときは半分くらい終わっていてエレピでの弾き語りを3曲ほど鑑賞。最新アルバム『tsuki』から数曲演奏を確認。人だかりができていたのでよく見えなかったが、相変わらずの超美人。MCで挟む日本語がまた好感を呼ぶ。よく見ると胸元がグッと開いたセクシーな衣装であった。昼間に聴くアンナケイの歌もまたうっとりする。2回目の演奏はちゃんと観よう。

Tsuki Tsuki (最新アルバム)

そして、グッズ売場に向かってT-シャツを購入しようとしたら2種類ともLサイズが売切!今日が一番客が入る日じゃないのかい?大柄な男性客が多いのは計算してなかったんかい?T-シャツはやめて、パンフレット(\1000)のみ購入。大判サイズで中味もまずまずでこの料金は良心的?他のパンフが高すぎるのか?

昼の部の座席は値段の安いA席にしてみたが、2Fのほぼ最後尾の端っこ!天井から見下ろす感じで肉眼では誰が誰だか判別不能に近い感じ。ところがこんな場所でも結構良い音がするんだなこれが。さすが国際フォーラム。普通は2F奥だと低音が聴こえなくなるのが割としっかり聴き取れた。

そして最初のステージは2年ぶりの来日公演という松居慶子。新作『MOYO』のレコーディングメンバーである南アフリカなどのミュージシャンを従え登場。ピアノとステージ中央に設置されたキーボードを交互に妖艶な演奏を繰り広げる。その姿はもっと間近で観たかったな、と。新作が中心であるが「KAPPA」などの名曲も織り交ぜ、リズムが豊かな演奏でスムース・ジャズでは収まらない発展したものを感じた。

MOYO~ハート・アンド・ソウル MOYO~ハート・アンド・ソウル (最新アルバム)

続いて、日本大好きなリー・リトナー。MCでもお得意の日本語を交えて軽快にトーク。最新アルバム『Smoke'n Mirrors』からタイトル曲などを披露。当初はジョン・ビーズリーが鍵盤であったのが急遽、パトリース・ラッシェンに変更。自分としてはパトリースの方が馴染みがありそのおかげ(?)で「Forget Me Nots」も聴けたわけだし良かったかも。他に往年の名曲「A Little Bumpin'」「Rio Funk」を披露。さすがに「Captain Fingers」はやらなかったのは残念。ドラムはパーカッションの一つと思い知らされた、アレックス・アクーニャの多彩なパーカス演奏には脱帽。カホンを使ったブライアン・ブロンバーグのベースとの掛け合いはお見事。そのブライアンはウッドベースの印象が強いがエレベもかっこいい。

スモーク・アンド・ミラーズ スモーク・アンド・ミラーズ (最新アルバム)

続いて、フュージョン界の巨匠であるボブ・ジェームス。現代ヒップホップで「サンプリングネタの宝庫」としてリスペクトされている彼であるが、今回そのDJロブ・スウィフトとステージでコラボする。巨匠でありながら新しいものを柔軟に受け入れる姿勢が素晴らしいし、いつまでも新しい音楽を提供できるのだなと思う。比較的若手のメンバーをバックにボブは年を感じさせない(失礼!)若々しいプレイを展開する。自分はよく知らなかったのだが、このDJはパフォーマンスも素晴らしく想像以上にファンキーなライブとなった。最後には、最初に登場した松居慶子とピアノ連弾プレイ。急な発案だったのか?とまどう場面も見られハプニング的な要素がドキドキしてたまらない。でも慶子さんは赤のドレスに着替え気合充分(?)といった感じだったような。

アーバン・フラミンゴ アーバン・フラミンゴ (最新アルバム)

昼の部のラストはニュー・クラシック・ソウルの代表格であるR&Bシンガー、エリック・ベネイとハワイ出身サックス奏者、マイケル・パウロによるユニット。最初にパウロをフューチャアしたインスト2曲を披露して、エリックの登場。甘い歌声を立て続けに聴かせ、彼を一躍名を上げさせた「ジョージー・ポージー」(TOTOのカバー)ももちろん披露。

トゥルー・トゥ・マイセルフ トゥルー・トゥ・マイセルフ (デビュー・アルバム)

ということで、昼の部が16:30に終了して夜の部が始まるまで2時間をどう過ごすか。さすがに「東京JAZZ」はそこも考えておりこの空き時間にも会場外でもライブをご用意。

405 国際フォーラム構内のネオ屋台村前に特設ステージがありこの時間で登場したのが矢野沙織。もちろん、通常くつろぎに来ている一般客もいるのですぐ人だかりができてしまった。背中が大胆に開いた赤いミニワンピースがなんともかわいらしい衣装。絶対領域のあるレースのストッキングもセクシー。そこで、バリバリのジャズを淡々と演奏。

矢野沙織 BEST~ジャズ回帰~(DVD付) 矢野沙織 BEST~ジャズ回帰~(DVD付)

404 休日の午後でテーブル席は一杯であったが、東京JAZZ客も混ざって座って観れる場所はほとんどなし。この後、夜の部もあるので腹ごしらえをするに当たって、屋台村で食料を確保。いろいろある中で、北海道十勝産の「豚玉丼」(\650)をオーダー。画像はあまりよろしくないが、肉厚の豚肉を鉄板で大量に炒めたものをふんだんに載せ、タレもふんだんにかけなかなかしっかりした味わい。ハイネケン生ビール(\300)と合わせて頂く。ただし、ゆっくり座って食べたかったけど場所がなくて困ったものだった。

18:00手前に再び会場に入り、ロビーでのWELCOME STAGEであるアンナケイのライブ鑑賞。今度は中央間近で、アコギの弾き語りから鑑賞。これを無料で観れるのだから贅沢な気持ち。

夜の部は早々にS席を購入していたので前から数えた方が早い好位置。昼とは明らかに視界が違うのである。

最初はザ・ベニーゴルソン・カルテットで御年78歳の巨匠である。いわゆる、ジャズらしいジャズの演奏で往年のスタンダード・ナンバーを披露。

ターミナル ターミナル

続いて、マイク・スターン・バンドの登場。登場しただけで会場のボルテージは上がる。バック・ミュージシャンもみな凄腕ばかりで、新進ベーシストのクリス・ミン・ドーキーはアップライト・ベースやエレキ・ベースを使い分け見事なグルーヴを引き出す。鍵盤の小曽根真は、いつものジャズスタイルとは違いアグレッシヴでファンキーな演奏をピアノとオルガンで表現。黒の皮パンに柄シャツでちょい不良なファッションには?そして、デイヴ・ウェックルのドラミングには終始圧倒される勢い。無数の音が叩き出されるデイブ・ワールドが堪能できた。

当のマイクは、意外にも地味な(?)落ち着いた演奏だったような印象。かつての弾きまくりという感じより強弱を付けたプレイで大人な演奏。しかし、アグレッシブな楽曲ではいつものリズムを刻み盛り上げる。

フー・レット・ザ・キャッツ・アウト? フー・レット・ザ・キャッツ・アウト? (最新アルバム)

大トリはスペシャル・セッションということで、最高峰のミュージシャンが集まった。これを仕切るのが世界的トランペッターのランディ・ブレッカー。今年惜しくも亡くなった弟のマイケル・ブレッカーの楽曲やボブ・ミンツァーのビッグバンド風楽曲、マイク・スターン楽曲などを披露。最後はやはりブレッカー・ブラザーズのスリリングな楽曲「Rocks」を演奏。各人のソロがフューチュアされるがここでの聴き所はデニチェンの超絶ドラミング!迫力ある重低音の中に繊細に刻んでいるリズムが素晴らしく、生で観れて良かった。アンコールは「JEAN PIERRE」の短縮ヴァージョンで締めて終了。

なぜ短縮かというと、終了が押し押しで23:00を回っていたから・・・バンド入れ替えが15分しかないってのはちょっと無理があるのでは??

ザ・ブレッカー・ブラザーズ(紙ジャケット仕様) ザ・ブレッカー・ブラザーズ(紙ジャケット仕様) (Rocks収録)

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