2018年4月14日 (土)

LIVE鑑賞~角川映画シネマ・コンサート@東京国際フォーラム

『角川映画シネマ・コンサート』2018/4/13(金)@東京国際フォーラム ホールA


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上演作品:
「犬神家の一族」
「人間の証明」
「野性の証明」



演奏:大野雄二と“SUKE-KIYO”オーケストラ
大野雄二(音楽監督・ピアノ、フェンダーローズ), 市原 康(ドラム), ミッチー長岡(ベース), 松島啓之(トランペット), 鈴木央紹(テナーサックス), 和泉聡志(ギター), 宮川純(オルガン), Fujikochans[佐々木久美、Lyn、佐々木詩織](ボーカル・コーラス), 梶原順(ギター), 宮本一(シンセサイザー) ,川瀬正人(パーカッション), 小竹満里(ティンパニー), 平原まこと(アルトサックス), 近藤和彦(バリトンサックス), エリック・ミヤシロ、鈴木正則、奥村晶(トランペット), 中川英二郎、半田信英、野々下與一(トロンボーン), 中川昌三、大澤明子(フルート) 庄司知史(オーボエ), 藤田乙比古、和田博史(ホルン), 小寺里奈 グループ(ストリングス), 斎藤葉(ハープ), 長須与佳(琵琶), MiMi(ハンマーダルシマー)

指揮:西谷 亮
ゲストボーカル:松崎しげる「戦士の休息」,ダイアモンド☆ユカイ「人間の証明のテーマ」
スペシャル・トークゲスト:石坂浩二
司会:土井敏之


初期角川映画と大野雄二サウンドが大好きな方々にとって、このコンサートは至福の時間であったはず。とにかく約40年前の映画を観ながら生でサウンドトラックを聴けるわけだから。


前提として、以下注意事項。
各映画の上映は全編上映ではございません。各映画のオリジナル映像を元に特別に編集された ハイライト映像に合わせて生演奏の音楽でお楽しみ頂く、最新のライブ・エンタテインメント= シネマ・コンサート形式で上演致します。予めご了承ください。


もちろん、3本の映画を全編上映していたら真夜中までかかってしまうので、そこは名場面をうまく編集したダイジェストで観ながらその時に流れていた劇伴を生演奏で聴くわけ。


ステージには50名ほどの“SUKE-KIYO”オーケストラが集まり、大野雄二自らもステージで演奏する。時間の都合でメンバー紹介は割愛されたが、HPで紹介されていた限りでは、当時実際に演奏していたメンバーから、近年大野雄二と交流のある若手ミュージシャンまで多数参加し、この日だけの特別な演奏を聴かせる。


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19時開演となり、スクリーンには角川映画第一回作品「犬神家の一族」のオープニングから始まる。早速映像に合わせてオーケストラ演奏が随所に入ってくる。過去何度も観てきた映画であるが、こうして臨場感溢れる生演奏とともに観ると改めてスリリングな映画であると認識。映画の音声だけだと埋もれてしまう効果音も見事に再現(その分、役者のセリフが聞き取りにくくなるが、今回は音楽がメインなので・・・)。


どんどん人が殺されていく内容であるが、死体発見時のインパクトや役者の心情を現す音楽がより緊張感を生む。「愛のバラード」も新たにアレンジされたヴァージョンで壮大感ある演奏であった。


その後、トークイベントとして金田一耕助役の石坂浩二と大野雄二が登場。この2人は高校時代から共に慶応の同級生で何度も仕事を一緒にしてきた旧知の仲であることがよくわかった。ちょいちょいとぼけた発言をする大野雄二が何ともユーモアがあって面白い。


ここまでが第一部で休憩を挟んで2本上演となる。その間、ロビーにある、スケキヨ像と写メ撮ったり、数々の角川映画の資料コーナーを覗いたり多く集まっていたベテランファンもご満悦。


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続いて、「人間の証明」。この映画は、ジョー山中の唄や「ストーハ(麦わら帽子)」などの印象的なセリフのインパクト。ニューヨークを舞台に始まるオープニングからカッコ良い。そこに都会的なサウンドが入ってきてより印象的なシーンになる。Fujikochansによる女性コーラスも全く古さを感じさせないサウンドで素晴らしい。


映画自体は結構な長編だけにだいぶ端折って編集されていたが、終盤の悲しい事実が明らかになる展開に音楽が合わさってくると感動的なシーンとなる。最後に流れる「人間の証明のテーマ」で白のスーツのダイアモンド☆ユカイが静かに登場し歌い上げる。


この「人間の証明」はNYも舞台にしているだけに、サウンドが一番グルーヴしていて音楽的には一番カッコ良い印象。


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最後は「野性の証明」で、こちらもだいぶストーリーもわからないくらいに端折っていたが、大筋は薬師丸ひろ子の初々しい演技とダイ・ハード的な男・高倉健vs特殊部隊の映像が素晴らしいのでそれが観れれば十分かと。


この映画も最後に流れる町田義人が歌う「戦士の休息」が印象的だったが、そこを松崎しげるが歌い上げる。


上映が終わり、再度ダイヤモンド☆ユカイと松崎しげるが登場しフルコーラスで歌い上げる。その流れで3作品のテーマをアレンジしたスペシャルメドレーを演奏。ここで終了でメンバー全員散開したがアンコールで大野雄二ソロで登場し、「愛のバラード」ソロピアノ演奏でシメ。その時、22時半を超えており3時間半に渡る特別なコンサートを堪能させていただいた。

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